D100サンプル画像をアップロードしました。 |
発売:2002年6月22日(土)
購入:2002年7月 2日(火)
私のデジカメ3号機であるNikonCOOLPIX950は、1999年3月の発売から3年3ヶ月がたちます。200万画素のモデルながら、いまだ現役でしっかり働いています。300万画素機や400万画素機の発表、発売を横目に、仕事や趣味、旅行の記録などで、めいいっぱい使用してきました。L版なら、まったく問題ないレベルでプリントでき、はがきサイズでも実用的な画質を得られること、カメラ自身の質感の高さやシャッターレリースのタイムラグの少なさなどから、購入から、ずっと大事に使ってきました。結構過酷な使用をしてきたにも関わらず、1万5000枚を越える撮影枚数にも十分に耐えてきました。
2002年になって、NikonのCOOLPIX5000やMINOLTAのDimage7などの広角にも強く高解像度で高画質なカメラが発売され、画角や解像度の面で950に力不足を感じるようになってきました。また、2001年の夏からCOOLPIX950のCCDに常時点灯のドットが2つ出てきて気になってきました。でも、高解像度と言うだけではカメラを買い換えるだけの魅力を感じません。ノイズの問題や色の問題などが解決されない限り、いまいち買い換える気にはなりません。もっとハイレスポンスで、それでいて高解像度、高画質のカメラが出ないかなぁと待ち望んでいました。多少大きくても重くても、銀塩カメラのように電源を入れた瞬間にシャッターをレリーズでき、一眼レフのようにAF精度が良く、AFスピードが速いものがコンパクト機でも出ないかなぁなんて思っていました。ところが、私の希望とは裏腹に、メーカーが発表する新機種はというと、CCDのサイズはごく小さく、輪郭強調やノイズ処理などをばりばりに効かせた物ばかりで、理想とどんどんかけ離れていきます。メーカーは売りやすい「○○○万画素」や「軽量コンパクト」といった画質よりも画素数や外見に重きを置き、実際出力される画質にはあまり力を入れていないかとまで思えるような機種が次々に発売されているのが現実です。商業的にはそれでいいのかも知れませんが、私としては、デジタルカメラに求めるものがコンパクト機にはもう存在しないと思うようになりました。そこで、候補にあがってきたのがデジタル一眼レフです。NikonのD1XやD1H、フジのFinepixS1pro、CanonのD30といったものが市場に出回っていましたが、Nikonは高くて重くてプロ用ですし、フジは高いわりにボディの質感の低さや色の不自然さが気になり、Canonはわざわざ30万出して300万画素と思うと、もっと魅力的な第3世代の普及機が出るまで買い換えられませんでした。しかし、2002年に入り、各社から600万画素のデジタル一眼が発表され、買い換えが一気に現実味を帯びてきました。
D100を購入するまでに至る顛末は、後述するとして、予約しておいたD100が先日、ついに届きました。D1シリーズの3分の2の重さで世界最小最軽量といっても乾燥重量700gというのはCOOLPIX950の倍です。手軽に持ち運び、いつでもどこでもスナップをというわけにも行きません。また、マクロではいまだ950の方が遙かに上です。(マクロレンズを購入すればD100もそうではないのでしょうが。)したがって今回は買い換えではなく、買い足しと言った方がいいかも知れません。NikonCOOLPIX950をサブ機にし、メインに使用する高画質高レスポンスのカメラとして、D100を購入したわけです。
購入から2週間で1500枚ほど撮ってみましたが、非常に満足しています。巷では、1にS2pro、2にD60、そして3にD100という評価があるようですが、私としてはD100、S2pro、D60です。絶対的な解像度では確かにS2proだと思いますが、レスポンス、色や質感、カメラとしても総合的な完成度、コストパフォーマンスなどを総合するとD100が一番だと思っています。解像度という角度から見ると、間違いなくS2proなんですが、私の使用目的や、撮影後の写真の使い道を考えると、D100の解像度でもまったく問題ありません。
先日、佐渡島に旅行したときに撮影した画像をFDiサービスに出し、焼いてもらいましたが、そのノイズの少なさやコンパクト機と一線を画する画質等、驚きました。また、撮影するときのストレスのなさといったら、麻薬的です。シャッターチャンスを逃さない軽快なレスポンスや記録スピードの速さなど、コンパクト機には帰ることができなくなりそうです。
(7月23日記述)
しばらく使ってみて、まず思うことは、電池のもちが非常によいことです。これは、信じられないほどで、電池がなくなるより先にコンパクトフラッシュが何枚もいっぱいになります。フラッシュの充電時間も瞬時で、さくさく撮影できます。驚きの省電力設計です。
ボディのつくりや立て付けが非常によいことや、重さが意外としっかりしている割に軽いことなども使い勝手を左右する大きな美点です。
気になることはというと、露出が少しアンダー気味だということと、ファインダーではピントがしっかり合っているのに、記録された画像は、ピントが甘いような印象を受けることです。でも、ふしぎなことにプリントすると、とてもきれいなのです。どういうことがさっぱりわかりません。でも、結果オーライですね。
また、内蔵のスピードライトが意外と使えるということも感じます。D-TTLの調光は、なかなか秀逸です。
そして、特筆できることが、起動時間が速いことと、スリープからの復旧も、一瞬であるということです。一瞬というとどのくらいかと思われる方がいるかも知れませんが、文字通り、一瞬です。体感的には1秒の3分の1以内です。電源スイッチを回転させて入れ、シャッターボタンに指を移動させるわずかの時間で、すでに撮影OKになっています。これには、感激ですね。スリープからの復旧は、シャッターボタン半押しなのですが、半押しすると同時にAEとAFが作動し、もたつくことなく、撮影に戻ることができます。
さらに、再生モードというものがなく、液晶モニターの表示ボタンを押すと撮影した画像を見ることができ、シャッターボタンを押した瞬間、撮影が可能なので、ほんとに軽快です。撮った画像の再生の話もついでにすると、これがまたすごく良くできています。撮影された画像を次々に順送りするのもめちゃくちゃ速く(これは本当に速い!)て、さらに他の機種で見られるような間引いたような汚い画像ではなく、フルにきれいな画像が順送りできるのです。さらに、マルチセレクタを左右に押すと、ヒストグラムや白飛びのチェックも瞬時にできます。これは大変便利です。よくを言えば、液晶画面が1.8インチとい小さいことが残念です。2.5インチ、悪くても2インチは確保したかったところですが、コストダウンの為、仕方ないところでしょうか。
ついで、もう一つおまけですが、付属の液晶保護カバーはなかなか使えますし、剛性感や装着時の安定感もあり、なかなかです。
画質的なことを言うと、ふだんは、ラージのノーマルで常用し、大量に撮るときはミディアムのノーマルでも十分です。(もちろん私の使用目的での話ですが)
とりあえず、コンパクトフラッシュがすぐに足りなくなりそうなので、近所の比較的安いと思われる店で、速度的に速い部類に入る割に一番コストパフォーマンスの高い、ハギワラのZシリーズの128Mを2枚と、64MBを2枚買いました。(128Mは6980円、64Mは2980円に消費税、さらにポイント10%でした。)
これで、すでに使っていたレキサー128MB1枚。レキサー64MB1枚。そして、IOdataの64MB1枚と合わせると、計576MBです。ラージのノーマルで、400枚弱、ミディアムのノーマルでその倍程度撮れそうですので、1週間ぐらいの旅行ならば、なんとか足りるでしょう。
★プロテクター(フィルター)購入
一応、レンズがむき出しなのは不安ですので、プロテクターを購入しました。Nikonには、67mmがないので、kenkoのフィルターです。また、一眼レフ初体験のため、使ってみてわかったのですが、ストラップを肩や首にかけてカメラをむき出しに持ち歩くと、結構安定感が悪いということです。腰骨にあたったり、その辺にぶつけそうになったりと、危ない目に何度かあいました。カメラ屋でつけてもらったNikonのカメラバッグでは、常時携帯にはやや大きいので、レンズとフードをつけたまま収納でき、ベルト通しもついていて、さらにたすきに肩からかけられるカメラバッグを購入しました。これがなかなか調子よく、バッグのポケットには、予備の電池1本とコンパクトフラッシュが4枚入るプラスチックケース2つが入り、非常に使い勝手がいいので、ご紹介します。Loweproという会社のバッグで、TLZ1と書いてあります。ホームページにもあるようです。(www.lowepro.com)
(8月1日記述)
★スピードライト購入(SB-80DX)
内蔵ストロボの調光が、とても秀逸で、適正な露出が得られるのですが、やはり、所詮内蔵。屋外や、暗くて広い室内では、なかなか光が届かなかったり、合焦しなかったりです。8月の下旬に友人の結婚披露宴があるのを理由に、ストロボを購入しました。迷わず、SB-80DXです。
これがまた、非常に優れていて、(強すぎるぐらい光量に余裕があるので、10mでも、20mでも余裕で光が届き、近接撮影でも、上手に調光してくれます。D100に比べて、やや重いので重量のバランスが悪いと言えば悪いのですが、ストロボをつけて機動性が必要になるような撮影はあまり想定できないので、まあ、大丈夫でしょう。
友人の結婚披露宴を撮ってきました。抜群です。光量もさることながら、調光の正確さや充電時間等、内蔵のものと比べても大満足です。首を振らせて、バウンス撮影なんかにも挑戦してみようと思います。
(8月9日記述、9月28日追記)
エジプトに行って来ました。1000ショット近く撮ってきました。カメラの癖や、各種パラメータ変更等に慣れ、だいぶ思い通りに撮影することができるようになってきました。細かく調整しながら欲しい画(え)を撮ることができるようになってきました。撮影した写真を使って、エジプト旅行記を作ろうと思っています。
(8月17日記述)
★ファームウェアのアップデート(V.2.00へ)
昨日,新宿のサービスセンターで,ファームウェアのアップデートをしてきました。購入時V.1.00だったものが,V.2.00になりました。このバージョンアップの内容は,以下の通りですが,体感的に,これといった劇的な変化はありません。私の環境では,あまり恩恵にあずかれません。公表されていないちょっとした改良(があると信じたいです)を期待し,バージョンアップしましたが,いまのところ,わかりません。でも,きっと何かあるに違いないと思っています。車でも家電品でも表に出てこない不具合を,車検や点検の時や修理の際,こっそり直しているのは周知の事実です。
新宿サービスセンターに到着したのは,午前9時50分でしたが,すでに数人が,10時のオープンを待っていました。D100のファームウェアのアップデートは私の前に一人先客がいたので,2番目でした。それでも,20分ぐらいでできるということでした。私はついでにローパスフィルターのクリーニングもお願いしたので,11時20分にはできるということでした。新宿の街をぷらぷらしてから,12時頃取りに行きました。ショールームのいろんなカメラを実際にさわることができるので,受け取りを待っている時間も退屈することはありませんでした。
10時直前と,12時頃に新宿エルタワーの28階から,北の方を撮ってみましたが,家に帰ってモニター等倍で見てもV.1.00とV.2.00とで,画質的な違いを感じられませんでした。もちろん時間が2時間ほど違うので,光の角度や明るさに違いはありますが,カメラの操作性が変わるわけでもなく,また,ピントの甘さやアンダー気味の露出が改善されるということでもないようです。一部の掲示板などでは,アンダーの傾向が改善されているようだとか,カードへの記録が若干速くなったようだという書き込みがありますが,私にはそのようには感じられません。jpeg画像の眠たさや,ピントの甘さなどの画質の改善や,撮影後の液晶表示に,ヒストグラム+ハイライト表示(同時に表示)というパラメータを追加したり,撮影モード時に遊んでいる(余っている)3つのボタン(左下から3つ)を利用したISO感度やWBの変更(ダイヤルと組み合わせて実現)といったパラメータの追加を強く期待します。
(2002.10.14記述)
『バージョンアップ内容』←NikonのHPから引用。
- PTP の追加
USB 通信方式に PTP を追加しました。
この追加により、Macintosh でのカメラコントロール機能が使用可能になります。
(但し、Nikon Capture 3 Ver.3.5 が必要になります)
- Lexar Media 社の Write Acceleration Technology 機能付きプロシリーズ CF カード対応
上記カードを使用することにより、最大約 10 % の書き込み時間の向上が図れます
- ICC プロファイルの埋め込み対応
カラー設定をモード II に設定して撮影した画像に、ICC プロファイル( Adobe RGB ) を埋め込むようにしました。 これにより、Adobe Photoshop などのカラーマネージメント機能を持ったアプリケーションで画像を開く場合、自動的に正しい色空間を設定することができます。- 音声ファイル名の変更
マルチファンクションバッテリーパック MB-D100 を使用して画像ファイルに音声メモを付けた場合の音声ファイル名を 「DSC_????.WAV」( ???? は画像ファイル番号) に変更しました。
2003.12.14 sigma 12-24mm 購入
以後、執筆中。